モエについて知りたい人
- モエ・エ・シャンドン(Moet & Chandon)の特徴がわかる
- モエ・エ・シャンドンの味や度数がわかる
- モエ・エ・シャンドンの種類がわかる
- モエ・エ・シャンドンのサイズがわかる
- モエ・エ・シャンドンの値段/価格を知れる
- モエ・エ・シャンドンの飲み方のポイントがわかる
サワ
モエ・エ・シャンドン(Moet & Chandon)とは
まずは、モエ・エ・シャンドン(Moet & Chandon)がどのようなシャンパンで、世界的にどのような評価を受けているのかについて解説していきます。
LVMHグループを代表するシャンパン
モエ・エ・シャンドンは、LVMHグループの有するシャンパンです。
LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)グループは、75以上の高級ブランドを有する、超大型の複合企業です。同グループのブランドには、最高級シャンパン「ドン・ペリニヨン」や、高級ブランデー「ヘネシー」などがあります。モエ・エ・シャンドンはこの名前だけあって、「LVMHグループの顔」とも言える代表格のシャンパンです。
モエシャンはセレブにも人気のワイン
モエ・エ・シャンドンは多くの海外セレブにも人気のシャンパンです。
というのも、ゴールデングローブ賞のオフィシャルシャンパンに採用されています。ハリウッドを代表する監督や俳優たちが、毎年モエ・エ・シャンドンで喜びの瞬間を祝福しているわけです。
他スパークリングワインと一線を画すシャンパン製法
シャンパンと他のスパークリングワインの1番の違いは、その製法にあります。
シャンパン製法(シャンパーニュ製法)と呼ばれる特徴的な製法は、下記の通りです。
- タルで一次発酵:アルコールと炭酸が発生し、炭酸だけ抜ける
- ビン詰め
- ビン内で二次発酵:発生した炭酸を閉じ込める
2回発酵させて、ビン内に炭酸を閉じ込めておくというのが特徴です。他のスパークリングワインの場合、ビン詰めしたあと炭酸ガスを注入したりするわけです。シャンパンが高級品というのも納得ですよね。単純に手間と時間がかかっているためです。もちろん製法の違いは味にも影響します。他スパークリングワインに比べ、シャンパンの気泡はかなりきめ細かいです。
シャンパンと呼ばれるには、製法以外にもフランスのAOC法という法律を遵守する必要があります。
- シャンパーニュ地方で生産された特定のブドウ品種か
- アルコール度数
- 製法
などなど、複数の基準を満たしていないとシャンパンを名乗れないわけです。このことからも、シャンパンの希少性がわかりますね。
プレゼント用のシャンパンとして優秀
モエ・エ・シャンドンは、下記のような特別な祝い事に利用するには、かなり適したシャンパンと言えます。
- クリスマス
- 母の日、父の日
- 新築祝い
- 結婚祝い
上記のすべてに適する最大の理由は、モエ・エ・シャンドンが「飲みやすいこと」にあります。辛口でクセがないため、万人ウケします。そして、だいたいどんな食事にも違和感なく合わせることができるので、ハズレがありません。それなのにシャンパンならではの香りがしっかり鼻を抜けるので、少量飲むだけでも満足感が高いです。
プレゼントとして、さらにサプライズ間をあげるのであれば、「名入れのオリジナルボトル」が特におすすめです。オリジナルボトルというと、用意するの大変そうですよね。しかし心配無用です。
- 複数のパターンからデザインを選ぶ
- 相手の名前入力
- 短いメッセージ入力
注文時に上記の内容を入れるだけで完成です。実際、私も大学時代にお世話になった先生にプレゼントする際に利用しましたが、ワインマニアの教授でさえ、このサプライズにはテンションマックスでした。みなさんもぜひ大切な人に送ってみてください。
モエ・エ・シャンドンの味は?【口コミ】
モエ・エ・シャンドンは「辛口」に分類されるシャンパンです。辛口と言っても、実際に辛いわけではありません。甘味が少なく、すっきりした味わいが辛口と表現されています。なので、幅広い食事と合わせやすく、万人ウケしやすいわけです。
下記、楽天でのモエ・エ・シャンドン購入者のレビュー一例です。
- 芳醇な泡!1日の疲れを癒してくれます。
- 果実の風味も十分で、名前が知られている理由が分かる1本
- 記念日に頂きましたが、のみやすく美味しかったです。
やはり、「きめ細かい泡」と「クセがなくて飲みやすい」が特徴的なようですね。
モエ・エ・シャンドンのアルコール度数は?
アルコール度数は「12%」です。シャンパンのアルコール度数が11~12.5%ということで、モエ・エ・シャンドンも一般的な度数ですね。
モエ・エ・シャンドンの種類【おすすめは?】
ここまで、スタンダードなモエ・エ・シャンドンに焦点を当てて解説してきましたが、じつは複数の種類があります。ここで種類ごとの特徴をまとめておきます。
モエ・エ・シャンドン(ブリュット)【定番モエシロ】
まずは、ここまで紹介してきたスタンダードなモエ・エ・シャンドンです。「モエシロ」なんて呼ばれたりします。辛口の白シャンパンということで、幅広い料理に合わせることができて使い勝手がいいです。
モエ・エ・シャンドン ロゼ アンペリアル【ピンク色】
モエ・エ・シャンドン ロゼ アンペリアルは、辛口のロゼ(ピンク)色のシャンパンです。モエシロの相方的なポジションとして利用されることも多いですね。モエシロとモエロゼの紅白セットで、祝い事などに贈られるといった感じです。
モエロゼもかなり奥深いのですが、ここで解説すると長すぎてしまうので、下記の記事にまとめました。
モエ・エ・シャンドン ロゼ アンぺリアルの評判や定価は?モエ・エ・シャンドン アイス アンペリアル【氷を入れて】
モエ・エ・シャンドン アイス アンぺリアルは、氷を入れて楽しむタイプのシャンパンです。味は濃厚な甘口ですが、氷を入れることによりスッキリ飲むことができるので、夏にぴったりです。コンセプトも、プールサイドでゆったり飲めるとのことです。
モエ・エ・シャンドン アイスアンペリアルの種類や価格は?モエ・エ・シャンドン アイス アンペリアル ロゼ【氷をいれるロゼ】
モエ・エ・シャンドン アイス アンぺリアル ロゼは、上記で紹介したアイス アンペリアルのロゼ(ピンク)バージョンです。甘口で、ロゼならではの華やかな見た目に氷を入れることでインパクトもあるので、特に女性に人気のシリーズのようです。
モエ・エ・シャンドン ネクター アンペリアル【甘口】
黒いラベルが目印のモエ・エ・シャンドン ネクターアンペリアルは、甘口でフルーティなのが特徴です。こちらは、下記の記事で詳細を解説しています。
モエ・エ・シャンドン ネクター アンぺリアルの味はいかにモエ・エ・シャンドン ネクター アンペリアル ロゼ(n.i.r)【光るボトル】
光るボトルで有名なのが、モエ・エ・シャンドン ネクター アンペリアル ロゼです。頭文字をとって、N.I.Rという略称で親しまれています。味は辛口で、濃厚なフルーツの香りが特徴的です。
モエエシャンドンネクターアンペリアルロゼN.I.Rの評判限定のモエ・エ・シャンドンも【グランヴィンテージ】
西暦が記されたラベルが特徴的な、グランヴィンテージシリーズ。毎年発売されているわけではなく、抜群に上質なブドウが取れた際にだけ作られ、しっかり熟成されたうえで販売されます。直近では、2019年に発売された「2012」。その前は2009でした。
モエ・エ・シャンドンのサイズ
モエ・エ・シャンドンには、サイズもさまざまあります。ここでは、家庭でも飲みやすい主要なサイズを紹介していきます。
スタンダードは750ml
最も一般的なサイズが750mlです。迷ったらこれを買っておきましょう。目安としては4人くらいで開ける時にベストです。
【パーティ用】マグナム(1,500ml)
5人以上で飲む宴会・パーティなら、インパクトがあるマグナムサイズ(1,500ml)がおすすめです。一升瓶より少し小さいサイズです。家庭用の冷蔵庫だと、扉の飲み物ゾーンには入らないので、中板を外して入れる感じです。これを冷やす宴会の前には、冷蔵庫のものは減らしておきましょう。
【2~3人の乾杯用】ハーフサイズ(375ml)
2~3人の乾杯用ならハーフサイズの350mlが良いでしょう。サクッと飲み切ることができる小さいサイズなので手軽です。
【結婚祝いに】2本セットのミニモエ(200ml)
ミニボトルで、通称ミニモエと呼ばれる200mlはちょっとしたプレゼントに人気です。白とロゼをあわせて紅白セットにすると、お祝い感が出ていいですよ。
モエ・エ・シャンドンの値段/価格は?
多少上下するとしても、公式ショップの定価は8,000円台です。楽天やAmazonで販売されている正規品の相場は5,000~6,000円台、並行輸入品であれば4,000円程度の安いものもあります。品質を重視するか、コストを重視するかで使い分けると良いと思います。
例えば、良いことがあった日の自宅飲み用なら通販で安く売られてるもの、プレゼントなら公式ショップでといった感じ。
モエ・エ・シャンドンの飲み方のポイント
ここから、モエ・エ・シャンドンをさらにおいしく飲むためのポイントを解説します。
モエ・エ・シャンドンに最適なグラスを選ぶ
モエ・エ・シャンドンを飲むなら、基本的には「フルート型の細めのシャンパングラス」を選ぶと良いです。この形状が、気泡が最も抜けずらいので、落ち着いて楽しむことができます。
また、ピノ・ノワールの香りを楽しむために、あえてピノ・ノワール用の丸く大きなワイングラスを使うと、また違った印象になるのでおすすめです。
下記の記事ではシャンパングラスの選び方やおすすめのシャンパングラスについて詳しく解説しています。
おすすめのシャンパングラスランキング【おしゃれ・可愛い】モエ・エ・シャンドンに合わせた食事・おつまみを選ぶ
モエ・エ・シャンドンはフルーティな香りですが、辛口なので大体どんな料理にもあわせられるハズレのないシャンパンです。強いて何が1番合うかと考えると「寿司」でしょうか。生の魚介にドンピシャでハマる感じはありました。
手ごろなおつまみだと、オイルサーディンがおすすめです。カッテージチーズと一緒にクラッカーにのっけて、塩をひとつまみで完璧なシャンパンのつまみになります。
冷えた状態で飲もう【ワインクーラー】
モエ・エ・シャンドンを美味しく飲むために最重要ともいえるポイントは「温度」です。ぬるいシャンパンほど微妙なものはないです。
飲む前日には冷蔵庫で冷やすとして、見落としがちなのが、飲んでいる最中です。モエのアルコール度数は12%で、2~3人で750mlのボトルを開けたら、飲み切るのに1時間程度はかかります。後半はだいぶぬるくなってしまうんですよね。
とはいえ、レストランのように大きなバケツに大量の氷を入れて…なんてしたくないですよね。そこで、私も最近見つけて感動したのが下記のアイスクーラースリーブです。
普段は冷凍庫に突っ込んでおき、シャンパンを飲むときにボトルにかぶせておくだけで解決です。
スマートな開け方を知っておこう
美味しく飲むためのポイントというか、飲む前の準備なんですが開け方も確認しておきましょう。ちなみに、「シャンパンを開けるのにソムリエナイフなどは不必要」です。
- 栓を覆っているシールをはがす(とっかかりがあります)
- 左手でボトルの首を握り、親指で栓を押さえつける
- 右手で針金をゆるめてとる
- 右手でコルクをまわしながらゆっくり外す
内部から結構な圧力があります。「ポーン」という音が出ないようにするのが、スマートとされています。「シュッ」という音なら「淑女のため息」と例えられるそうで、幸せを運んできてくれるそうですよ。詳しい意味は分かりませんが笑
炭酸が抜けないように【シャンパンストッパー】
モエ・エ・シャンドンに限らず、シャンパンは「1度で飲み切る」ようにしましょう。どうしても炭酸が抜けてしまいますからね。
とはいえ、数回に分けて飲みたいという場合もありますよね。そんな時のためにシャンパン用のキャップがあります。私が使ってみて、わりと感動したものを下記に貼っておきますね。
カチッとボトルに取り付けたら、ボタンを数回プッシュします。空気がボトルに送り込まれ、ボトル内の圧力が上がります。そしてワイン液内の炭酸が外に漏れるのが防がれるわけですね。
適切な環境で保存【ワインセラー推奨】
モエ・エ・シャンドンに限ったことではないですが、シャンパンはビン内でゆっくり発酵し続けています。なので、気温・湿度などの保存状態によって大きく品質が変わってしまいます。公式が推奨している保存条件は下記の通り。
- 保存温度:7~18℃
- 日陰
- 湿度:70%以上
- 振動のない場所
意外なのが温度ですよね。シャンパンて、冷蔵庫に入れがちじゃないでしょうか。推奨は7~18℃なので、冷蔵庫には飲む前日、冷やすために入れるのが良いでしょう。では、保存はどこがいいかというと、おすすめとしては「ワインセラー」です。そんな仰々しいもの家に置きたくないよと感じる方もいるかもしれません。私もそう思っていたんですが、いいサイズ感のものを見つけたので下記に貼っておきます。
8本しか入らない小型サイズですが、いいワインだけ入れておくには十分かなと思い使っています。
じつは賞味期限があるので注意
じつはモエ・エ・シャンドンには賞味期限があります。ワインて一般的に賞味期限がないイメージがあるので、意外ですよね。ビン内の発酵加味して、基準をもうけているそうです。
- 750ml未満のボトルは、購入後12~18ヶ月以内
- 750mlボトルは、購入後24ヶ月以内
- 1,500ml以上のボトルは、購入後36ヶ月以内
ボトルサイズが違っても、コルクのサイズは同じなので、ボトルサイズが大きいほど期限は長くなります。発酵がゆっくり起こるわけですね。
さいごに
ということで、この記事でご紹介した内容を参考にしてもらいつつ、モエ・エ・シャンドンを楽しんでいただければと思います。
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