クリュッグについて知りたい人
本記事では、このようなご要望にすべてお応えしていきます。
- クリュッグ (KRUG) の種類がわかる
- クリュッグ (KRUG) の基本情報を知れる
- クリュッグ (KRUG) の評判・口コミがわかる
- クリュッグ (KRUG) を美味しく飲むポイントがわかる
サワ
最高級シャンパン、クリュッグ (KRUG) の種類
まずはクリュッグの種類について、それぞれの特徴や値段など詳しく解説していきます。
クリュッグ グランド キュヴェ
クリュッグの中で最もベーシックなシャンパンが、この「クリュッグ グランド キュヴェ」です。
クリュッグ グランド キュヴェの特徴
収穫年が異なる10種類以上のヴィンテージのブドウがブレンドされて作られています。そのため、ラベルに年数が表記されておりません。一般的には、このようなワインは飲んヴィンテージ(NV)と呼ばれますが、クリュッグに限っては「マルチ・ヴィンテージ(MV)」と呼ばれています。
ブドウの品種は3種類で、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエが使用されています。ただし、その比率は非公開となっております。
ビン詰め後、最低でも6年もの熟成期間を経てようやくリリースされます。
クリュッグ グランド キュヴェの価格相場
クリュッグ グランド キュヴェの参考価格は「23,000円」です。
クリュッグ ロゼ
クリュッグ グランド キュヴェをベースに、シャンパーニュ地方で生産された赤ワインがアッサンブラージュ(ブレンド)されたのが、この「クリュッグ ロゼ」です。
クリュッグ ロゼの特徴
シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種のブドウで作られたワインに、ピノ・ノワールを皮つきで発酵させて作られた赤ワインがブレンドされています。ビン詰め後、最低5年の熟成期間を経てリリースされます。
クリュッグ ロゼの価格相場
クリュッグ ロゼの参考価格は「38,000円」です。
クリュッグ ヴィンテージ
単一年のブドウのみで作られるのが「クリュッグ ヴィンテージ」です。
クリュッグ ヴィンテージの特徴
品質の良いブドウが収穫できた年にのみ生産されます。現在リリースされているヴィンテージは、1989年、1996年、1998年、2002年、2003年、2004年です。その年によって味わいが異なるので、機会があればすべて飲んでみたいところですね。
クリュッグ ヴィンテージの価格相場
クリュッグ ヴィンテージの参考価格は、1996年が80,000円、1998年が100,000円、2004年が34,000円です。
クリュッグ クロ・デュ・メニル
シャルドネ100%のヴィンテージシャンパンが、この「クリュッグ クロ・デュ・メニル」です。
クリュッグ クロ・デュ・メニルの特徴
クリュッグ クロ・デュ・メニルの年間の生産量は、たったの12,000本程度です。その理由は、使用するブドウを「コート・デ・ブラン地区のメニル・シュール・オジェ村の単一畑でとれるシャルドネのみ」と限定しているためです。
さらに、毎年醸造されるわけではなく、「当たり年にのみ」という制限付きなので、希少価値はさらに跳ね上がります。現在リリースされているヴィンテージは、1998年、2000年、2002年、2003年、2004年です。
クリュッグ クロ・デュ・メニルの価格相場
クリュッグ クロ・デュ・メニルの参考価格は、2003年が160,000円、2004年が140,000円くらいです。
クリュッグ クロ・ダンボネ
ピノ・ノワール100%で作られるヴィンテージシャンパンが、この「クリュッグ クロ・ダンボネ」です。
クリュッグ クロ・ダンボネの特徴
クリュッグ クロ・ダンボネの年間の生産量は、たったの2,000本程度です。というのも、使用されるブドウが、「モンターニュ・ド・ランス地区にあるアンボネイ村の単一畑でとれるピノ・ノワールのみ」と限定されているためです。さらに当たり年のみ醸造され、12年もの熟成期間を要するため、非常に高い希少性を誇ります。
クリュッグ クロ・ダンボネの価格相場
クリュッグ クロ・ダンボネの参考価格は、1996年が「550,000円」です。
クリュッグ コレクション
クリュッグ ヴィンテージと中身は同じですが、より長い熟成期間を経てリリースされているのが「クリュッグ コレクション」です。
クリュッグ コレクションの特徴
なんとクリュッグ コレクションは、クリュッグ本社宛の手紙が同封されています。こちらをフランス本社に送ると、投手のサイン入り証明書が送られてくるそうです。
クリュッグ コレクションの価格相場
クリュッグ コレクションの参考価格は、1990年が「133,000円」です。
最高級シャンパン、クリュッグ (KRUG) とは
ここで、クリュッグの基本情報について、改めて解説していきます。
クリュッグ (KRUG) の歴史
クリュッグは、1843年に創業者「ヨーゼフ・クリュッグ」によって創立されたシャンパンメーカーです。創立されて間もなくクリュッグは評判を呼び、19世紀後半にはフランスだけにとどまらず、イギリスでも高値で取引されていたようです。
年代の異なるワインをブレンドして醸造する製法をシャンパンに取り入れたのもクリュッグなんだとか。
LVMH傘下のブランド
クリュッグは、1999年にモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン (LVMH) の傘下に入ります。同グループの傘下には、モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコ、ドン・ペリニヨンなど、有名どころのシャンパンがそろっています。その傘下に入っても、クリュッグは創業以来の伝統的な製法を守り続けています。
熱狂的なファン「クリュギスト」
クリュッグの熱狂的なファンは「クリュギスト (Krugist)」と呼ばれているようです。クリュッグ社が作った造語なので、辞書に載っているわけではありませんが笑
クリュッグ (KRUG) の製造方法
クリュッグの伝統的な製造方法のこだわりは、他のシャンパンと一線を画します。
- 一次発酵はすべてフレンチオークの小樽で行う
- 30年以上使用している古い樽で低温・長期発酵
- ブドウ区画ごとにそれぞれ異なる樽で熟成
- 10年以上熟成させたベースワインを250種類以上所持し、最適にブレンド
上記が、そのこだわりの一例ですが、これだけでもクリュッグがシャンパンの王様と言われるのがうなづけますよね。
最高級シャンパン、クリュッグ (KRUG) の評判・口コミ
ここで、各種通販サイトにおけるクリュッグの口コミをいくつかまとめてみました。
- 美味い。ドンペリより全然美味しい。
- 栓を抜くと同時に漂う香り、注いだ色、弾ける心地良い泡、どれをとっても、シャンパンのキングです。
- クリュッグ流石です!とても楽しみました。
クリュッグ (KRUG) を美味しく飲むために
ここでクリュッグをさらに美味しく飲むポイントを解説していきます。
最適な環境で保管する
クリュッグに限らず、シャンパン全般に言えることですが、下記のような環境で保存するようにしましょう。
- 12℃前後
- 湿度70%以上
- 暗所
- 振動がない
とはいえ、四季のある日本だと難しいですよね。なので、おすすめはワインセラーです。ちなみに私が使っているセラーは、家庭用で小型ですが8本収納できるので充分に活躍しています。
最適な温度で飲む
クリュッグは、「9~12℃」が飲み頃です。冷蔵庫で冷やしたのであれば、出した後にしばらく温度をあげる時間をとったほうが良いでしょう。
クリュッグに適したシャンパングラスを選ぶ
丸みのあるシャンパングラスを選びましょう。一般的によく使われるシャンパングラスは細身のフルートグラスですが、クリュッグの香りを最大限楽しむためには、カップに香りが充満する丸みのある形状が適しています。クリュッグに適した形状のシャンパングラスを下記に貼っておきます。
また、シャンパングラスについて詳しく知りたい方は、下記の記事で様々な種類のシャンパングラスの特徴について解説しておりますので、ご参考にしてください。
おすすめのシャンパングラスランキング【おしゃれ・可愛い】クリュッグに合う料理・おつまみと一緒に楽しむ
クリュッグは、食前酒、食中酒、食後酒のいずれにも使えます。例えば、食前にチーズと合わせて、食中に貝や海老などのシーフードと合わせ、食後にティラミスやタルトなどのデザートにあわせるといった感じです。幅広い料理に合わせることができますよ。
注意点としては、塩分の強すぎるものはクリュッグの熟成した味わいを感じにくくしてしまうので、さけたほうが良いでしょう。
さいごに
ドンペリと双璧をなして、シャンパンの王様と呼ばれるクリュッグについて解説してきました。ちょっと特別な日に、ぜひ楽しんでみてください。
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