みん
サワ
スパークリングよりシャンパンが美味しい?
よく面白がって聞かれる事ですが、シャンパンもスパークリングワインなのでどっちが美味しいかと言うこと自体が変な話ですね。
スパークリングとシャンパンの違い
シュワシュワと発泡するワインを総じて「スパークリングワイン」と呼びます。そんなスパークリングワインの中でも、フランスのシャンパーニュ地方で作られ、フランスのワインの法律(AOC法)の条件をクリアしたものが「シャンパン」です。…まあ、一種のブランディングなんでしょうか。
なので、イタリア産やアメリカ産でどんなに美味しいスパークリングワインがあっても、シャンパンとは呼べないわけです。フランスが認めてないから。
ざっくりとした認識としては以下を押さえておけばいいと思います。
- シャンパンはAOC法をくぐり抜けてる分、ほぼハズレ無く旨い。伝統的な製法でブランディングもバッチリ。価格も高めでプレゼントで喜ばれる。
- シャンパン以外のスパークリングワインは当たりハズレの差が激しい。ハズレると酸っぱいだけとか。ただ、当たるとシャンパンの半額以下でシャンパン並みに旨かったりするので楽しい。
スーパーでシャンパンは買わないほうがいい?
最近は大型スーパーでもちらほらシャンパンを売っているところを見かけます。「スーパーでシャンパンなんて買わないほうがいいんじゃない?」なんて言われたことがありますが、全然そんなことないです。
どんなシャンパンであれシャンパンの名を冠している時点で、AOC法の条件クリアしてるわけですからハズレはない。(余程保存状態が悪ければ話は別ですが…)
であれば「馴染みのスーパーで買ってポイントゲットでお得!」でも別に良いわけです。気にせず買いましょう。むしろ数百円で売られているスパークリングワインの方が難しかったりします。
最近飲んだおすすめのシャンパンは?
ということで、最近スーパーで購入したシャンパンが旨かったので、ここに挙げておきます。
『レミー シャストリエ』というシャンパンのブリュット・セレクションです。
レミー シャストリエの価格と味
価格は『4,000円台』で買えるくらいです。
見た目は濃い目のシャンパンゴールドという感じで、少し黄色味がかっています。香りは華やかな果実味が来ると同時に、36ヶ月熟成からくる発酵感なのか重厚な複雑味もあります。
味はその見た目から想像していた通り、桃や柑橘系などのフルーツインパクトが最初に来ます。「わりと甘味が立ってるタイプなのかな?」と思っているのも束の間、柔らかい酸味が入ります。飲み込むころには「お!これは旨いぞ」となっています。最後に36ヶ月熟成を感じさせる香りが鼻を抜け、満足度を高めてくれます。気づけば次の一口、また一口と、結構なペースで飲んじまったな…
レミーシャストリエにあう料理
シャンパンというお酒自体が、「コース料理で前菜からメインまであらゆる料理をカバーできる」と言われたりします。あまり耳にしたことのない通説かもしれませんが、近所のレストランのオヤジが得意げに言ってたので、きっとそうなんでしょう。
そんな大抵な料理に合うシャンパンの中でも、レミーシャストリエが特にマッチする料理をあえて作ってみました。
はい、みんな大好き『フォアグラ大根』です。牛肉にフォアグラを乗せるロッシーニも、ブリ大根の時代も終わりました。これからは大根にフォアグラを乗せる時代です。薄味のコンソメで1時間ほど柔らかく煮込まれた大根に、フォアグラのムニエルを乗っけて、バルサミコソースをかけるだけ。そう、クソ程面倒くさいです。せっかく作ったので写真を見てもらいたかっただけでした。
失礼しました。リアルに手軽さも鑑みるのであれば、トマトソースなど少し酸味のあるソースの使われた料理なら何でも良いでしょう。酢豚なんかもいいかも。
シャンパングラスはどんな形のものがおすすめ?
せっかくシャンパンを飲むなら普段のワイングラスとは別にシャンパングラスも用意したいところです。というのも、シャンパングラスの底に傷がついており、そのおかげでシャンパンを注いだ際に泡がきれいに立ち上るようになっていて、見た目でテンションが上がるためです。
よく見かけるフルートグラスはそこから注ぎ口まで一直線となっており、泡が最もきれいに見える形状だと思います。
しかしながら、このフルートグラス…呑兵衛には少しハードルが高い代物でもあります。…口が小さいんですよ。酔っぱらった奴が意気揚々と注ごうとしたら十中八九こぼします。そうすると、場もちょっとだけ盛り下がるんですよね。
なので呑兵衛たちには、チューリップ型などと呼ばれる丸みが少しついて口もやや大きくなった以下のタイプをおすすめします。これなら、きっとこぼさない。
シャンパンって開封しても保存できる?
シャンパンて、「うまいけど最初の一杯だけでいいよ。2杯目から別のワインに行きたいし」みたいに思われちゃうお酒だったりもしますよね。そんな時に便利な、以下の様なストッパーが売られていまして、これを使うと数日は炭酸が抜けず問題なく飲めます。
これはプッシュ式で、瓶に装着後に数回プッシュして瓶内を加圧します。それによって液内の炭酸が抜けないという優れものです。欠点としては、再度開ける際に買いたてのシャンパン同様、ポンッ!となる緊張感を味合わないといけないというところでしょうか。
まとめ:外れたくないときはシャンパンにすべし
ということで、シャンパンは厳しい条件をクリアしてるから大抵旨いよというお話でした。本記事で紹介したレミーシャストリエも興味があれば一度ご賞味ください。あ、あとフォアグラ大根も一緒にどうぞ。